設計
お施主様のご要望を十分理解するために、お打ち合わせとコミュニケーションを大切にしております。
その上で宗派・歴史・地域性・風土を考慮し、正統な社寺様式、適正な見積計画、外構・庭園を含めた伽藍全体に統一感のある意匠をご提案いたします。
宮大工による施工
初代宮大工英哲男棟梁は、尾張藩御用宮大工伊藤平左ェ門の高度な伝統建築の技術を継承しています。
英哲男棟梁よりその技術をしっかりと受け継いだ当社の宮大工が、伝統技術に加え必要に応じて先端技術を取り入れた最善の工法で、後世に末長く残る社寺建築を施工いたします。
建物現況調査
阪神淡路大震災時の木造建築物の被害の多くは、腐朽・蟻害が原因と言われています。その状況は、外観から判断し難く知らない間に被害が進んでいる場合もあります。
当社では、社寺建築の設計・施工に詳しい建築士が、現況の不具合やご不安な点などの聞き取り調査後、建物の劣化や不具合の状況(歪み、構造的欠陥、雨漏り、腐朽、蟻害、害獣被害、地盤)について目視・計測などにより調査を行い、欠陥の有無や補修すべき箇所、その時期などをご報告いたします。
耐震補強
建物現況調査後、建物の補強・改善方針をご提案・補強工事をいたします。
主な補強箇所
屋根 | 瓦の落下防止、状況により屋根軽量化 |
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小屋裏 (水平構面) |
小屋梁面に水平筋交いなどを設けて十分な強度を確保します。 |
壁 (鉛直構面) |
耐力壁の増設・補強、小壁の補強 |
仕口接合部 | 接合部に添え板や金物を設置し接合部の剛性・耐力を確保します。 |
床下 | 通気、湿気防止措置 |
基礎 | 昭和56年以前の基礎は無筋や耐力不足のことが多く、クラックや不同沈下が発生している事があります。 状況に応じた補強方法で強度を確保します。 |
屋根替え
軒先の下がり、瓦のずれ、金属板のひずみ等は雨漏りの原因となることをご存じでしょうか。
このような状況を放置すると気づかない間に雨漏りが始まり、柱・梁の腐朽に繋がります。それにより建物の一部が壊れるだけではなく建物全体へ破損被害が及んでしまいます。
建物を長く維持していくためには、定期的な検査や修理が必要です。
当社では、瓦のずれ、金属板のひずみなどの不具合を目視で調査し、また普段目につかない小屋裏へ入り、軒先の下がりの原因や雨漏りによる小屋組への影響・腐朽具合も調査します。
必要に応じて専用機械による漏水調査も行っております。
調査結果を基に、工事方針をご提案いたします。
移築
解体処分することが惜しまれる建物を調査解体・移築します。
移築先の敷地にあわせて、移築建物の面影を残しながら増築・減築を行い、建築基準法に合わせた建物として建築いたします。
解体から建築までが長期計画になることが予想される場合でもご相談ください。
文化財建造物保存修理
貴重な文化財建造物を継承していくための保存修理には、一般的な建築物とは異なり、確かな伝統建築の技を身につけている宮大工が不可欠です。
なぜなら修理箇所を調査し当時の技法を考察し継承していくことが重要となるため、保存修理に関する知識や経験を有する者でなければならないためです。
伝統技術を受け継ぎ実現できる経験豊富な施工管理者と宮大工が、責任をもって施工いたします。
内装設計
床・壁・天井材などのコーディネートをはじめ家具やカーテン、照明器具の選定から納品セッティングまで行っております。
お客様がイメージしやすいよう3Dパースやサンプルをご用意し、プロのインテリアコーディネーターがご予算に合わせてご提案いたします。
ウォークインクローゼット、キッチン、TVボードなどお部屋のサイズに合わせた造り付け家具のデザインと制作も承っております。